中国の都市にはかつて、上昇の気配が満ちていた。高層ビルの光は成長の象徴であり、住宅価格は伸び続けると信じられ、人々の生活に未来の輪郭を与えていた。しかし「いま街に漂うのは、その熱気が引いた後の静かな重さである」と語るのはコラムニストの村上ゆかり氏だ。
〈番組概要〉 今回の「+RONTEN」は、「日中関係悪化で経済どうなる?」をテーマに、国際問題研究所客員研究員で、現代中国研究家の津上俊哉さんをゲストにお招きしました。
印刷ページの表示はログインが必要です。 不動産バブルが崩壊し、景気低迷が長期化する中国。社会では閉塞感も広がり、2024年には無差別殺傷事件が相次いだ。 一方で電気自動車(EV)やリチウムイオン電池など中国が圧倒的シェアを誇る産業は成長が続く。
不動産大手の中国恒大集団が最初の債務不履行に陥ってから4年が過ぎた。当時多くの人が拙速に中国の「リーマン・ショック」と呼んだ出来事は静かに過ぎ去ったようだ。恒大と同様に多額の債務を抱える同業は巨額の債務整理を徐々に、だが着実に進めている。現時点では、 ...
1月8日、入国者への隔離措置を撤廃してゼロコロナ政策を終了させた中国だが、国内では新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況だ。“隣国”での感染爆発を受け、日本や韓国などが中国本土からの入国者への水際対策を強化したところ、中国は猛反発。
不動産大手の中国恒大集団が最初の債務不履行に陥ってから4年が過ぎた。当時多くの人が拙速に中国の「リーマン・ショック」と呼んだ出来事は静かに過ぎ去ったようだ。恒大と同様に多額の債務を抱える同業は巨額の債務整理を徐々に、だが着実に進めている。現時点では、中国の不動産危機はかつて恐れられたような金融システム全体の崩壊にはつながっていない。ただ中国の住宅バブル崩壊の余波は依然として経済に長い影を落とし ...
暴走する中国の報復が止まらない。再び外交官が威嚇に出たかと思えば、経済制裁の挙げ句にパンダ新規貸与停止まで示唆する始末。しかし、中国による報復はむしろ中国人の首を絞めることになりそうで……。
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。 中国の不動産バブルが崩壊したのは、もはや衆知の事実になった。しかし、そのバブルの規模がどれくらいなのか、正確にはよく分からない。 先日、中国の国家統計局が発表した2025年4-6月期 ...
中国・重慶で、シャッターを下ろした入り口の上に「For Rent」の看板が掲げられた閉店した薬局の前を歩く歩行者。この薬局の閉鎖は、現在進行中の経済的課題と小売業界の変化を反映しているPhoto:Cheng Xin/gettyimages 中国経済の2024年の成長率は政府目標を ...
中国で子どもが襲撃される事件が相次ぐ。容疑者はいずれも中高年の男性で、生活に困窮し自暴自棄になった中年の「社会的報復」という見方が少なくない。 氷河期世代の筆者は2010年代に中国に移住し、生まれて初めて「成長とはこういうものか」と実感 ...
投資家は、AI開発への巨額投資が見返りを生むことに賭けている。しかし、この株価に織り込まれているのは空恐ろしい数字だ。米銀大手JPモルガン・チェースの試算によると、30年までのAI設備投資から10%のリターンを得るには、AI企業全体で毎年6500億ド ...
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