史上最長の長期政権を築いた安倍晋三元首相。最大の功績の1つが外交です。プーチン氏やトランプ氏といった大国の指導者と信頼を築き、日本の国際的地位を高めました。
作家、予備校講師、歴史系YouTuber。駿台予備学校、ネット配信のZEN Study(旧N予備校)で世界史担当。『世界史で学べ!
第1次トランプ政権期、日本は米国の強硬な通商圧力に直面した。CPTPPへの署名により高まる米国の不満、誇張された対日貿易赤字、為替条項を巡る米財務省の執拗な要求──。日本側が苦渋の交渉を続けるなかで、トランプと安倍の信頼関係が、為替相場の乱高下を防い ...
副首都 の整備は、 東京一極集中 の緩和と防災対応から必要だ――。 日本維新の会 がこう主張し、副首都構想と、悲願の 大阪都構想 とを結びつけて推進しようとしている。 安倍政権 で長く内閣官房参与を務め、国土強靱(きょうじん)化政策に通じた藤井聡・ 京都大学 大学院教授に、二つの構想の「関連性」を聞いた。
高市早苗首相が日本版「政府効率化省(DOGE=ドージ)」とも呼ばれる組織を発足させたタイミングは、最悪と言っていいものだった。というのも同じ週、米国では起業家のイーロン・マスクが率いたDOGEが、ほとんど何の成果も出せないまま、ひっそりと解 ...
高市早苗政権は21日、発足から1カ月を迎える。首相は、自身が重視する物価高対策や外国人政策をトップダウンで細かく指示し官邸主導を強調。高支持率を背景にした強気の政権運営は「安倍1強」時代をほうふつとさせる。だが、衆参ともに少数与党の中、台湾有事を巡る国会答弁で日中関係に緊張を生むなど発言の危うさも指摘され、首相自らが政権の危機を招く可能性もある。  「高市内閣ではとにかく責任ある積極財政で強い経 ...
昭和史研究者の保阪正康氏は、高市早苗首相に対し、「根本的な政治姿勢に対する危惧は強くある」と語る。保阪氏の連載「 日本の地下水脈 」の最終回「 大衆よ、ファシズムに呑まれるな 」より一部を抜粋します。(「文藝春秋PLUS」では、 本連載 を 第1回 ...
高市早苗首相は、第2次安倍晋三政権が掲げた経済政策「アベノミクス」の継承者とされている。金融緩和の継続、積極財政を掲げているのは、アベノミクスの第1の矢、第2の矢の復活といえる。ただし、当時はデフレ傾向で経済環境は現在とは大きく違って ...
高い支持率を追い風に、さっそくサナエノミクスのエンジンをふかす高市早苗首相。財務省がその勢いにタジタジとなる中、ほくそ笑んでいるのが経済産業省である。安倍政権で「最強の官邸官僚」と言われた、元経産官僚の今井尚哉氏が内閣官房参与で復活。高市首相を全面サ ...
12月4日に放送された『報道1930』(BS-TBS)に、立憲民主党の辻元清美氏(65)が生出演。高市早苗首相(64)と内閣について切り込んだ。 番組内で高市首相について意見を求められた辻元氏は「(高市首相とは)40年ぐらいの付き合い」と明かすと早速 ...
二〇〇六年九月に発足した第一次安倍晋三内閣で、内閣府特命担当大臣として初入閣し、第二次安倍政権で二〇一四年九月の内閣改造で総務相に就いた高市早苗自民党元政調会長(64)が、〝ガラスの天井〟を破って、日本初の女性総理に就任した。 安倍 ...
その後、「自民党をぶっ壊す」の掛け声とともに現れたのが小泉純一郎首相です。小泉政権の下で利益誘導型政治の解体は進みましたが、従来の基盤を失ってガタガタになった自民党は2009年に民主党に政権を奪われます。そこで2012年、第2次安倍内閣が憲法改正や安 ...