また、ST合剤という抗菌薬は、血中のカリウムの濃度が上がってしまう高カリウム血症や血球減少などの副作用が知られていて、長期投与される際には血液検査を頻回に行うなど、より注意しています。 抗菌薬を長期投与する際は副作用だけでなく、腎機能 ...

厚生労働省は、効果が乏しいとされる「低価値医療」の削減を推進する。該当する治療や検査を医療機関で行いにくくする方向で診療報酬を２０２８年度に改定するほか、都道府県が策定する医療費適正化計画に削減目標を盛り込むことを求める。医療費の増大を抑える狙いがあ ...

このように、TDMは非常に大切な医療行為なのです。薬剤師は、TDMにおける中心的な役割を担っていて、投与設計や検査のオーダーなどにも関わる場合があります。私も自身が働く病院ではTDM対象の抗菌薬が投与される際、抗菌薬の初期投与設計から採血の ...

副作用とは、病気やけがを治すという効果のほかに生じてしまう望ましくない作用のことです。「花粉症の薬を飲んだら、鼻水は止まったけど眠くなった」などのような症状が薬の副作用です。もし、薬を使用して体の異常を感じたときは、すぐに医師や薬剤師に相談を。副作用 ...

抗菌薬（抗生物質）が効かない薬剤耐性（AMR）が世界中で大きな問題になっている。薬剤耐性菌が原因の感染症を発症すると抗菌薬による治療が難しく、命にかかわることもあるからだ。耐性菌の拡大を防ぐため、国立のAMR臨床リファレンスセンターは「かぜに抗菌薬は ...

細菌による感染症の治療には、抗菌薬（抗生物質）が欠かせない。ただ、下痢や湿疹といった副作用が起きることがあり、体を守る常在菌もダメージを受ける。使わずに済むなら、それにこしたことはない。しかし、細菌が原因ではない通常のかぜ（感冒 ...

2023年12月20日、グラム陰性菌感染症治療薬セフィデロコルトシル酸塩硫酸塩水和物（商品名フェトロージャ点滴静注用1g）が薬価収載と同時に発売された。同薬は、11月30日に製造販売が承認されていた。適応は「セフィデロコルに感性の大腸菌、シトロバ ...

風邪をひいたら、まず抗菌薬？ 風邪をひいて熱が出たとき、「お医者さんで抗生物質をもらわないと治らない」と思ったことはありませんか？多くの人が一度はそう考えたことがあるかもしれません。 抗菌薬（一般に「抗生物質」と呼ばれます）は細菌に ...

2024年8月15日、β-ラクタマーゼ阻害薬配合抗生物質製剤アビバクタムナトリウム・セフタジジム水和物（商品名ザビセフタ配合点滴静注用）が薬価収載された。同薬は、6月24日に製造販売が承認されていた。同薬は1バイアル（2.5g）中にアビバクタム（AVI ...

生殖年齢女性の約1割が罹患するとされる子宮内膜症。子宮内膜組織が子宮内膜以外の部位で増殖する疾患で、月経時の痛みだけでなく、日常的な疼痛、不妊症、がん化などの問題も引き起こす。病因としては、「月経血の逆流」が有力視されているが、それ ...

国際化を進め、巨額買収を仕掛けた王者・武田薬品が苦戦する一方、中外製薬は創薬力を磨き時価総額で国内トップに立つ。『週刊東洋経済』10月5日号の特集は「製薬 サバイバル」。明暗分かれる国内製薬企業の今を追った。 手術後の細菌感染の予防や ...

m3.com臨床ダイジェストでは、日本鋼管病院・こうかんクリニック呼吸器内科部長の“キュート先生”こと、田中希宇人先生がホスト役を務めるオンラインセミナー「キュート先生と考える呼吸器診療の実際」の第2回を2024年7月23日に開催しました。第2回の ...